胸の筋肉、大胸筋の描き方!〜筋肉イラストの描き方 第一回『大胸筋』〜

筋肉イラストの描き方、第一回『大胸筋』
  • 胸板ってどうやって描けばいいの?
  • いろんな動きをしているときの胸の筋肉ってどんな感じ?
  • そもそも胸ってどんな構造をしてるの?

こんな疑問にお答えします!

筋肉イラストレーターのかまたです!

以前、腕の筋肉の描き方の記事を描きましたが、改めて筋肉について詳しく解説していきたいと思います。

第一回目はその中でも代表的な筋肉の一つである胸の筋肉、大胸筋の描き方についてお話していきます。

大胸筋とは

大胸筋とは胸にある大きな筋肉で、筋肉といえば大胸筋とイメージしやすい代表的な筋肉かと思いますし、筋肉イラストを描く上で一番描きやすい筋肉だと思います。

簡単に大胸筋の描き方をご紹介します。

〜かまた流〜大胸筋(上半身)の描き方

体をそのまま描こうとすると難しいので、このように筋肉を図形にとらえて組み立てると分かりやすくなります。

体をそのまま描こうとすると難しいので、このように筋肉を図形にとらえて組み立てると分かりやすくなります。

図形で捉えた筋肉を色分けするとこんな感じに表現できます。

図形で捉えた筋肉を色分けするとこんな感じに表現できます。

では実際に描いてみましょう。

まず、縦横の長方形を縦の長方形が横の長方形の長辺を4等分した点を結ぶ形で重ねて描きます。 縦の長方形が横の長方形より少し長めに描くと良いです。 その真ん中に線を引きます。

まず、縦横の長方形を縦の長方形が横の長方形の長辺を4等分した点を結ぶ形で重ねて描きます。

縦の長方形が横の長方形より少し長めに描くと良いです。

その真ん中に線を引きます。

横の長方形の短辺の真ん中から長辺の4点に斜めの線を引きます。 横の長方形の下の長辺の点から縦の長方形を大体3等分した点に向って斜めの線を引きます。

横の長方形の短辺の真ん中から長辺の4点に斜めの線を引きます。

横の長方形の下の長辺の点から縦の長方形を大体3等分した点に向って斜めの線を引きます。

横の長方形の長辺を4等分した点を結んだ四角形の辺を3等分した点から横に線を引き、その点から横の短辺の中心点へ斜めの線を引きます。また、横の長方形の長辺を4等分した辺の中心を通るように線を縦の長方形の底辺まで引き、底辺同士を結びます。

横の長方形の長辺を4等分した点を結んだ四角形の辺を3等分した点から横に線を引き、その点から横の短辺の中心点へ斜めの線を引きます。

また、横の長方形の長辺を4等分した辺の中心を通るように線を縦の長方形の底辺まで引き、底辺同士を結びます。

縦の長方形の内側に短辺の6分の4分になる長方形を長辺を5等分したところから描きます。 横の長方形の短辺から縦の長方形の3等分した点に引いた線と、横の長方形の長辺を4等分した辺の中心を通るように引いた線が交わる点から、横の長方形の長辺の4等分した点に線を引きます。

縦の長方形の内側に短辺の6分の4分になる長方形を長辺を5等分したところから描きます。

横の長方形の短辺から縦の長方形の3等分した点に引いた線と、横の長方形の長辺を4等分した辺の中心を通るように引いた線が交わる点から、横の長方形の長辺の4等分した点に線を引きます。

この図形を元に上半身の形を取るといい感じに大胸筋を描くことができます。

この図形を元に上半身の形を取るといい感じに大胸筋を描くことができます。

こういった形で大胸筋などの筋肉は描くことができますが、よりカッコよく、本物らしく描くためには大胸筋の構造をしっかりと理解していないと難しい部分もあります。

次は大胸筋の構造を、骨格や他の筋肉とどのように関係しているか解説していきます。

大胸筋の構造

大胸筋は、筋肉の分け方として大胸筋上部大胸筋中部、大胸筋下部に分けられ、このすべてが上腕骨の大結節稜(だいけっせつりょう)という部分につながっています。

大胸筋は、筋肉の分け方として大胸筋上部、大胸筋中部、大胸筋下部に分けられ、このつすべてが上腕骨の大結節稜(だいけっせつりょう)という部分につながっています。大胸筋上部(胸骨側の鎖骨二分の一の部分から上腕骨にかけて) 大胸筋中部(胸骨部分から上腕骨にかけて) 大胸筋下部(肋骨から上腕骨にかけて、外腹斜筋から上腕骨にかけて)
  • 大胸筋上部(胸骨側の鎖骨二分の一の部分から上腕骨にかけて)
  • 大胸筋中部(胸骨部分から上腕骨にかけて)
  • 大胸筋下部(肋骨から上腕骨にかけて、外腹斜筋から上腕骨にかけて)

大胸筋下部の外腹斜筋から上腕骨にかけての部分はほぼ隠れて見えませんが、腕を上に上げたときに腹筋(外腹斜筋)の上側にくっついて見えると思います。

大胸筋下部の外腹斜筋から上腕骨にかけての部分はほぼ隠れて見えませんが、腕を上に上げたときに腹筋の上側にくっついて見えると思います。

女性の場合も骨格などの大きさ形は違うものの構造は同じですが、外腹斜筋から上腕骨へつながる筋肉は胸がある分わかりにくいかもしれません。

女性の場合も骨格などの大きさ形は違うものの構造は同じですが、外腹斜筋から上腕骨へつながる筋肉は胸がある分わかりにくいかもしれません。

左右の大胸筋同士はピッタリくっついているのではなく、少し隙間をあけて胸骨が少し見える形でくっついていて、大胸筋と腹直筋の間にも三角(ひし形)の隙間があいています。

左右の大胸筋同士はピッタリくっついているのではなく、少し隙間をあけて胸骨が少し見える形でくっついていて、大胸筋と腹直筋の間にもひし型(三角)の隙間があいています。

大胸筋の真ん中の隙間は、ゴリマッチョなど筋肉のボリュームが大きいと埋まって見えないこともありますが、個人的にはうっすらあいている感じで描くとリアルな感じがでるかなと思います。

他の筋肉との位置関係

大胸筋を描く上でポイントになってくるのが、大胸筋と接している腕の筋肉である上腕二頭筋と肩の筋肉である三角筋です。

この位置関係をしっかり理解していると、どんな動きをしても大胸筋がどう動くのかがわかります。

まず、上腕二頭筋の上に上腕骨につながる大胸筋が被さり、その上に三角筋が覆いかぶさっています。なので、大胸筋は常に上腕二頭筋と三角筋に挟まれて動くことになります。

まず、上腕二頭筋の上に上腕骨につながる大胸筋が被さり、その上に三角筋が覆いかぶさっています。

なので、大胸筋は常に上腕二頭筋と三角筋に挟まれて動くことになります。

また大胸筋と三角筋の間に隙間があり、少しくぼみができるのもポイント。そこも意識して描くとよりリアルに見えます。

また大胸筋と三角筋の間に隙間があり、少しくぼみができるのもポイント。

そこも意識して描くとよりリアルに見えます。

さらに、大胸筋の一部は肩の三角筋の下にもぐり込むように上腕骨へつながっていくので、見た目が三角筋の一部のように見えます。

さらに、大胸筋の一部は肩の三角筋の下にもぐり込むように上腕骨へつながっていくので、見た目が三角筋の一部のように見えます。

大胸筋の働き

大胸筋は腕(肩関節)を動かすときに働きます。

腕の上げ下げに作用する大胸筋
腕の上げ下げ

腕を上に上げたり、下げたり、胸の前に両腕をクロスさせたり、逆に引いたり、ひねったり。

腕を前に上げたり下げたりするときに作用する大胸筋

その際に大胸筋は縮んだり伸びたりすることを意識するとよりリアルに描くことができます。

色々な大胸筋

ここまで大胸筋の構造や働きについてお話してきました。

実際に色々な動きのときの大胸筋を見てみましょう。

ぐっと縮んだ大胸筋

両腕を寄せるために大胸筋の筋肉が縮み腕を引っ張って来ます。このとき、大胸筋の筋肉が重なり合うので脇あたりの位置でえくぼのような凹みができるのもポイントです。 主に大胸筋下部の筋肉が作用する動作です。

両腕を寄せるために大胸筋の筋肉が縮み腕を引っ張って来ます。

このとき、大胸筋の筋肉が重なり合うので脇あたりの位置でえくぼのような凹みができるのもポイントです。

主に大胸筋下部の筋肉が作用する動作です。

上に上がった大胸筋

腕を上げると大胸筋も引っ張られ、上がることを意識して描くと良いです。 主に大胸筋上部の筋肉が作用する動作です。

腕を上げると大胸筋も引っ張られ、上がることを意識して描くと良いです。

主に大胸筋上部の筋肉が作用する動作です。

突き出した大胸筋

サイドチェストなど、胸を張り出すポーズ。腕に引っ張られつつ体で押し出して強調しているよう意識して描くと良いです。主に大胸筋中部の筋肉が作用する動作です。

サイドチェストなど、胸を張り出すポーズ。腕に引っ張られつつ体で押し出して強調しているよう意識して描くと良いです。

主に大胸筋中部の筋肉が作用する動作です。

張った大胸筋

腕を後ろに下げると大胸筋もそちら側に引っ張られます。大胸筋が伸びるのを意識して描くと良いです。主に大胸筋上部と中部の筋肉が作用する動作です。

腕を後ろに下げると大胸筋もそちら側に引っ張られます。

大胸筋が伸びるのを意識して描くと良いです。

主に大胸筋上部と中部の筋肉が作用する動作です。

構造を理解し大胸筋をカッコよく描こう!

大胸筋に限らず、筋肉の構造を理解するとどんなポーズの筋肉でも描けるようになってきます。

自分の思い通りの筋肉が描けるようになるととても楽しいですよね!

皆さんがこれをキッカケに筋肉イラストを好きになってもらえるよう、引き続き筋肉をご紹介していこうと思います!