こんにちは!
筋肉のイラストの制作に特化して活動している、筋肉イラストレーターのかまたです!
ボディビルダー、フィジークなどマッチョのイラストを使った書籍、ポスター、グッズなどはもちろん、パーソナルトレーナーのアイコンやフィットネス、ジムなどの宣伝に筋肉のイラストはお役立ていただけます!
今回は筋肉のイラストの描き方第二回、【三角筋】についてご紹介していきます!
前回の大胸筋はこちら!
三角筋とは
三角筋(さんかくきん)は人間の上肢の筋。
三角筋の肩甲棘部は肩甲棘から、肩峰部は肩峰から、鎖骨部は鎖骨の外側部の1/3からそれぞれ起始し肩関節を覆う様に外下方へと走り上腕骨三角筋粗面に停止する。運動は肩関節を支点にして肩甲棘部が上腕を伸展・内転・外旋させ、肩峰部が上腕を外転させ、鎖骨部が上腕を屈曲・内転・内旋させる。支配神経は腕神経叢の腋窩神経レベルがC(4)・5・6である。
引用:Wikipedia
皆さんもご存知、肩の筋肉のことですね。
この三角筋、マッチョな体を描く上でも代表的な筋肉の一つだと思います。
三角筋をバランス良く描くことは、マッチョの体をカッコよく描く秘訣にもなってきます。
それでは、三角筋の構造からご紹介していきます!
三角筋の構造
三角筋は、三角筋前部、三角筋中部、三角筋後部の三つの部位に分けることができます。
三角筋前部
三角筋前部は、鎖骨の外側三分の一の部分から上腕骨の中央、三角筋粗面(さんかくきんそめん)という部分につながっています。
三角筋中部
三角筋中部は肩甲骨の端、ちょうど方の頂点にあたる肩峰(けんぽう)という部分から、上腕骨の中央、三角筋粗面(さんかくきんそめん)につながっています。
三角筋後部
三角筋後部は、肩甲骨の肩甲棘(けんこうきょく)という部分から、上腕骨の中央、三角筋粗面(さんかくきんそめん)につながっています。
三角筋前部、三角筋後部の上に三角筋中部が覆いかぶさるようについているのが三角筋の構造になります。
この部位をしっかり理解しておくことで、カッコいい三角筋を描くためのポイントになってきます。
他の筋肉との位置関係
筋肉を描く上で、筋肉同士の位置関係を理解しておくことも重要になってきます。
大胸筋との関係
大胸筋が上腕骨につながっていて、その上から三角筋が覆いかぶさってついています。
そのことから、三角筋と一緒に大胸筋も動くことがわかります。
そこを意識しておくことも三角筋を描くポイントです。
三角筋中部と上腕筋
三角筋中部が三角筋粗面(さんかくきんそめん)につながっている真下に、上腕筋がつながっています。
このことから三角筋から上腕筋が続いているように見えます。
三角筋と上腕三頭筋
上腕三頭筋の上に三角筋が回り込む形で覆いかぶさっています。
上腕三頭筋と三角筋が接している、回り込むときのラインがどうなっているのか、上腕三頭筋と三角筋のボリュームによってどう変わってくるのかも意識しておくことも大切になってきます。
三角筋の働き
筋肉を描く上で、その筋肉の働き(作用)を理解しておくことも重要になってきます。
ここから三角筋の働きについてご紹介していきます。
三角筋前部の働き
腕を前に上げるときの動作。
腕を水平に内側に閉じる動作。
腕を上げた状態で内側にひねる動作。
三角筋中部の働き
三角筋中部は腕を真横に上げる動作のみになります。
三角筋後部の働き
腕を後ろに引く動作。
腕を水平にあげた状態で後ろに引く動作。
腕を水平にした状態で腕を外側にひねる動作。
かまた的、三角筋を描くポイント
ここからは、個人的に三角筋を描くときのポイントをご紹介していきます。
三角筋前部と中部を描くとき、上腕二頭筋に接するように描くとバランスよく形を取ることができます。
三角筋後部は肩甲骨の肩甲棘(けんこうきょく)という部分に斜めについているので、他の前部や中部に比べると位置が下の方に下がっています。
このことを意識すると、形の良い三角筋が描けるようになります。
三角筋後部の下に肩甲骨についている棘下筋(きょくかきん)という筋肉が潜り込んでいることで、三角筋後部と棘下筋(きょくかきん)が交わっている部分がYの字になっているように見えます。
腕を上に上げると三角筋中部が縮むので、肩の頂点の肩峰(けんぽう)あたりで筋ができます。
腕を真上にあげていくと三角筋が後ろに回り込み、前から見ると三角筋が見えなくなります。
三角筋の構造を知って、カッコいい三角筋を描こう!
今回は三角筋の構造や働き、描くときのポイントについてご紹介してきました!
この記事で皆さんの筋肉イラストライフに少しでも貢献できれば幸いでし!
前回の大胸筋についてはこちら!